18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。<br/><br/>■株式見通し:買い先行後は5日線レベルでの攻防か<br/>■外資系証券の注文動向:差し引き280万株の買い越しとの観測<br/>■前場の注目材料:東電HD、東芝と共同でカンボジア送電設備運営受託へ<br/><br/><br/>■買い先行後は5日線レベルでの攻防か<br/><br/>18日の日本株市場は、買い先行で始まろう。連休明けの米国市場は、NYダウが180ドルを超す上昇となった。先週末にかけて地政学的リスクが高まっていた反動から、金融やハイテクセクターを中心に買い戻しが入っている。また、本格化する決算への期待感なども高まったようである。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の18475円、円相場は1ドル109円台を回復している。<br/><br/>シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、幅広い銘柄に買いが先行することになりそうだ。インデックスに絡んだ商いから、主力処の上昇が目立つ格好になろう。ただし、日経平均は下降する5日線に上値を抑えられる格好での調整が続いており、5日線レベルでは戻り待ちの売り圧力も意識されよう。<br/><br/>買い一巡後は次第にこう着感が強まり、物色対象も中小型株やテーマ株の一角などにシフトしてくる可能性もありそうだ。また、小売セクターなど決算を手掛かりとした物色が目立っており、足元で調整が続いていた銘柄などには、決算評価の物色が持続しやすい。<br/><br/>(株式部長・アナリスト 村瀬智一)<br/><br/><br/>■外資系証券の注文動向:差し引き280万株の買い越しとの観測<br/><br/>朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り600万株、買い880万株、差し引き280万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。<br/><br/>04月11日(火):60万株の売り越し<br/>04月12日(水):50万株の買い越し<br/>04月13日(木):80万株の売り越し<br/>04月14日(金):530万株の売り越し<br/>04月17日(月):150万株の買い越し<br/><br/><br/>■前場の注目材料<br/><br/>・NYダウは上昇(20636.92、+183.67)<br/>・NY原油は反落(52.65、-0.53)<br/>・ドル円相場109円00-05銭<br/>・シカゴ日経225先物(18475、+165)<br/>・米2月対米証券投資のネット長期有価証券、+534億ドル<br/>・米4月NAHB住宅市場指数68、予想を下回る<br/>・米4月NY連銀製造業景気指数52、予想を下回る<br/><br/>・東ガス<9531>、米シェールガス火力に参入<br/>・クボタ<6326>、大阪市から下水処理設備受注<br/>・東電HD<9501>、東芝<6502>と共同でカンボジア送電設備運営受託へ<br/>・三菱地所<8802>、東京駅北側に日本一高いビル建設開始へ<br/>・日本郵政<6178>、日本郵便、高齢者見守り強化<br/><br/>☆前場のイベントスケジュール<br/><br/><国内><br/>・旅工房が東証マザーズに新規上場(公開価格:1370円)<br/><br/><海外><br/>・10:30  中・新築住宅価格(3月)<br/><br/>

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