東京市場はもみ合いか。欧米株はそろって下落。金融株の下げが相場の重しとなった。ドル円は113円90銭近辺での推移。方向感には乏しいが、きのう東京時間で進んだ円高は一服している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて10円高の19370円、ドル建ては15円高の19375円で取引を終えた。米国株は直近で強かったところが売られたという程度で、大きく崩れているわけではない。新たな材料には乏しく上は期待しづらいが、円高一服は支えになりそうで下も限定的か。きのうは米国の3月利上げの可能性の高まりを受けても、場中は小幅な値動きで商いも低水準と、様子見姿勢の強い地合いであった。きのう以上に材料が少ないなかでは方向感は出づらく、こう着相場が続くと予想する。日経平均の予想レンジは19300円−19450円。