日本時間27日午前に行われた米大統領選の第一回TV討論会では、多くの視聴者がクリントン候補優勢と判断したようだ。米CNNによるとTV討論会の国内視聴者数は約8090万人に達し、過去最多となったようだ。視聴者数1億人には届かなかったようだが、1980年の8060万人をやや上回った可能性が高いとみられている。<br/><br/> クリントン候補優勢で終った第一回TV討論会の結果は、本番の大統領選に影響を与える可能性があるが、市場関係者の間からは、「クリントン候補が国務長官時代に機密性の低いメールサーバーを使用していた件についての疑念はまだ払拭されていない」との声が聞かれている。この問題に関して新たな進展があった場合、大統領選に重大な影響を及ぼす可能性は高いとみられており、現時点でクリントン候補の勝利を想定したリスク選好的な取引が大きく広がることはないとの声が聞かれている。

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