外為市場でカナダ中銀が警戒されていたほどハト派色を強めなかったためカナダドルの買いが優勢となった。ドル・カナダは1.3133カナダドルから1.3052カナダドルへ下落。カナダ・円は83円98銭から84円54銭へ上昇した。


 カナダ中銀は政策金利(翌日物貸出金利)を市場の予想通り0.50%に据え置くことを決定。声明の中で、1−3月期の成長が見通しに一致したと指摘。現在の金融政策は依然適切だと言及した。一部では成長見通しの大幅な下方修正も懸念されていたが、山火事による原油生産の停止という特殊要因が第2四半期の成長を1.25パーセントポイント削減すると指摘したにとどまった。

【金融政策】
・カナダ中銀:政策金利(翌日物貸出金利)を0.50%に据え置き決定
・声明
「現行の金融政策のスタンスは引き続き適切」
「山火事による原油生産の停止で、第2四半期の実質GDPは縮小へ」




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