東京市場は上値の重い展開か。先週末の欧州株は軟調で米国株はまちまちの動き。ドル円は6月シカゴ購買部協会景気指数の好結果などを受けてドル高・円安に傾き、足元では112円20銭近辺で推移している。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて75円高の20065円、ドル建てが115円高の20105円で取引を終えた。米国ではダウ平均が反発しており、この点は大きな安心感になる。一方、週末の東京都議選では自民党が惨敗しており、今後の国内の政権運営に関しては不透明感が強まった。支持率回復のために経済政策をより前進させるとの期待もある一方、安倍首相の求心力が弱まれば、その政策もスムーズに進まないとの懸念もある。都議選結果の国政への影響を見極めたいとの見方から上は追いづらく、様子見姿勢が強まると予想する。日経平均予想レンジは19850円−20050円。