東京市場は小動きか。欧米株はともに小幅安。英国のテロの影響は限定的であった一方、米国の経済指標がさえなかったことや、8日にイベントが多く控えていることなどから、上値も重かった。ドル円も動意に乏しく、足元では110円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて5円高の20155円、ドル建ては変わらずの20150円で取引を終えた。国内も材料が少なく、手がかり難から指数は小動きが想定される。日経平均2万円回復後の地合いの良さから、大きく崩れる展開にはならないだろうが、8日に控えるイベントが、コミー前FBI長官の証言、英国総選挙、ECB理事会と、リスク含みのものもあるだけに、海外の動きが止まっては日本株も上値は追いづらい。様子見ムードが強まりそうだ。日経平均の予想レンジは20080円−20250円。