ストキャスティックスのチャートには2本のラインが描かれている。動きが速いライン(ファーストライン)は最新の終値と直近の取引レンジ(直近のn期における最高値から最安値を引いた差)を比較したもので、動きが遅いラインはファーストラインを移動平均で平滑化したものになる。
スロー・ストキャスティックスを利用することもできる。ここでは、上記の平滑化された動きの遅いラインがファーストラインとしてプロットされ、このラインの移動平均がスローラインとしてプロットされる。
さらに、初期設定(デフォルト)から3つ目のパラメータを変更することにより完全なストキャスティックス分析を行うことができる。これは、該当する期間にわたり単純移動平均を適用したもので、これによりファーストラインを「平滑化」することができる。

ストキャスティックスのシグナルは、以下のとおり:
ストキャスティックスが%20を下回る(売られ過ぎ)場合で、%20を再び回復するか、あるいは過去の安値を切り上げる動きを見せた場合には、買いシグナル。あるいは、ファースト・ラインがスロー・ラインを上抜けする場合は、買いシグナル。

同様に、ストキャスティックスが%80を上回る(買われ過ぎ)場合で、%80を再び割り込むか、あるいは過去の高値を切り下げる動きを見せた場合は、売りシグナル。あるいは、ファースト・ラインがスロー・ラインを下抜けする場合は、売りシグナル。