4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、7月ADP全米雇用報告での非農業部門雇用者数が33.0万人増だったことで108.72円まで下落後、7月米ISM非製造業指数が64.1と統計開始以来の最高値だったことで109.67円まで反発した。ユーロドルは1.1900ドルまで上昇後、1.1833ドルまで反落した。ユーロ円は129.14円から129.82円まで上昇した。
本日の東京外国為替市場のドル円は、明日発表される米7月雇用統計の改善見通しや米議会でのインフラ投資法案の採決への期待感から底堅い展開が予想される。
しかしながら、ドル円の上値は、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大を警戒したリスク回避の円買いや、連邦債務上限引き上げへの警戒感から限定的か。
明日発表される米7月雇用統計の非農業部門雇用者数の予想は、前月比87万人程度の増加だが、米国の約半数の州で失業保険の給付上乗せが撤廃された影響で、最大160万人程度の増加も予想されている。
         【7月】     【6月】(〇改善・●悪化)〇失業率(予想):5.7%         5.9%〇非農業部門雇用者数(予想):+87.0万人 +85.0万人〇米ISM製造業雇用指数:52.9       49.9〇米ISM非製造業雇用指数:53.8      49.3〇消費者信頼感指数(雇用):44.4%    44.2%(※職が十分-雇用が困難)〇失業保険継続受給者数(7/12週):326.9万人 341.3万人●新規失業保険申請件数(7/12週):42.4万件 41.8万件●ADP全国雇用者数:+33.0万人    +68.0万人 本日のドル円のオーダー状況は、109.50円の本日のNYカットオプションを軸にして、上値には、109.70円にドル売りオーダー、109.80円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、110.00円にドル売りオーダーと本日のNYカットオプションが控えている。下値には、109.00円に本日と9日のNYカットオプション、108.50-70円に断続的にドル買いオーダーが控えている。
ドル円のテクニカル分析では、NY市場終値109.48円時点の一目均衡表・雲の下限は109.30円なので、雲の中に入っているものの、本日の雲の下限109.56円を終値ベースで上回ることが出来なければ、三役逆転の売りの時代に入ることになる。
ドル円のテクニカルポイントは、上値が一目均衡表の雲の下限の109.56円、転換線の109.65円、基準線の110.19円、下値は8月4日の安値108.72円、5月25日の安値108.56円となる。

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