3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米10年債利回りが1.15%台まで低下したことから108.88円まで続落した。ユーロドルは1.1893ドルまで上昇後、1.1854ドルまで反落した。ユーロ円は、129.87円から129.17円まで反落した。
本日の東京外国為替市場のドル円は、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大を警戒したリスク回避の円買いで、上値が重い展開が予想される。
しかしながら、今週末6日に発表される米7月雇用統計の改善予想から下値は限定的だと思われる。7月非農業部門雇用者数の予想は、前月比90万人程度の増加だが、米国の約半数の州で失業保険の給付上乗せが撤廃された影響で、100万人から120万人程度の増加も予想されている。
本日のドル円のオーダー状況は、109.00円の5日と9日のNYカットオプションを軸にして、上値には、109.20-40円に断続的にドル売りオーダー、109.50円にはドル売りオーダーと5日のNYカットオプションが控えている。下値には、108.40-80円に断続的にドル買いオーダーが控えている。
ドル円のテクニカル分析では、一目均衡表で三役逆転の強い売りシグナルが点灯し、移動平均線も、5日、21日、90日線を下回っていることで、200日移動平均線107.21円を目指す続落の可能性が高まりつつある。テクニカルポイントは、上値が一目均衡表・雲の下限109.30円、下値は5月25日の安値108.56円となる。
8月の円高アノマリーに対するドル円の売り材料は以下の通りとなる。・新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大への警戒感・8月1日に復活した連邦債務上限の引き上げ協議の難航懸念・米中対立激化への警戒感 ドル円の買い材料は以下の通りとなる。・米議会でのインフラ投資法案の審議開始・米国の景気回復基調とインフレ高進・パウエルFRB議長がジャクソンホール会合でテーパリング開始に言及との観測

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