筑波精工<6596>は14日、2021年3月期決算を発表した。売上高が前期比16.1%増の1.95億円、営業損失が0.90億円(前期は1.88億円の損失)、経常損失が0.86億円(同1.89億円の損失)、当期純損失が1.08億円(同3.80億円の損失)となった。<br/><br/>同社は、社内の新型コロナウイルス感染防止に努めながらも、日本・台湾・中国等の東アジア地域を中心とした顧客ニーズに向けて、生産設備の導入と生産効率の向上や人員増強等を行ってきた。また、実生産ラインにおいてサポーターを使ったウエハの流し込みを継続中の顧客や、R&D部門においてサポーターを試験採用している顧客に対しては、台湾の営業チームを中心としてきめ細かなサポートと情報収集に注力した。<br/><br/>サポーターの売上に関しては、新型コロナウイルス対策の影響もあり、顧客実生産ライン及びR&D部門での流し込み評価に想定以上に時間を要しており、売上は前期実績を大幅に下回った。一方ステージの販売は予算を上回って達成しており、国内外におけるステージの需要の底堅さを再確認した。また、利益面に関しても、収益性を維持しながら持続的な成長を図るため、全社を挙げての経費削減に継続して取り組むとともに、経営方針に基づき、部門間の連携を深め、顧客からの需要増に即応できる体制構築を推し進め、一層の収益向上を図った。<br/><br/>2022年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比140.1%増の4.68億円、営業損失が0.11億円、経常損失が0.13億円、当期純損失が0.40億円を見込んでいる。<br/><br/><br/><br/><br/><br/>

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