14日のドル・円は、東京市場では109円08銭から108円75銭まで反落。欧米市場では、109円10銭まで買われた後、108円88銭まで下落し、108円90銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に109円近辺で推移か。米長期金利の下げ渋りを意識して、リスク回避的なドル売り拡大の可能性は低いとみられる。<br/><br/>米連邦準備制度理事会(FRB)が4月14日に公表した地区連銀経済報告によると、米国経済活動は拡大しており、個人消費は改善傾向にあるようだ。報告によると、全国的な経済活動は、2月遅くから4月初めに緩やかなペースに加速したもようだ。個人消費については、「消費は力強さを増した」、「観光業に関する報告はより前向きな内容となった」と指摘された。<br/><br/>14日の米国債券市場では、パウエルFRB議長が「ほとんどのメンバーは2024年まで利上げを予想していない」との見方を伝えたものの、長期金利は下げ渋った。FRBは金融緩和策の長期継続を計画しているようだが、市場参加者の間からは「2022年にかけて米国経済はさらに改善する可能性があるため、2023年以降も大規模な金融緩和策を維持することは難しくなる」との声が聞かれている。米国の金利見通しについては、予断を許さない状況となりそうだ。<br/><br/><br/>

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