皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。<br/><br/>陳さんはまず、『南アランド円は堅調に推移しそうだ』と述べています。<br/><br/>『新興国通貨の動向を見る際に重要なポイントの一つは「実質金利」だろう』と伝えています。<br/>「実質金利」=「名目金利(政策金利)」−「物価上昇率(インフレ率)」、南アフリカランド:政策金利3.5%−物価上昇率2.9%=実質金利+0.6%。<br/><br/>南アフリカランドについて、『押し目買い基調が継続しそうだ』と述べています。<br/><br/>『先週発表された国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しで、南アフリカの経済成長見通しが2.8%から3.1%へ上方修正された。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は今年3.8%成長、財務相は3.3%成長と見込んでいる。また世界銀行は3.0%を予測している。南アフリカの景気回復にはまだ厳しい見方が多いが、3.0%台の成長を見込んでいる点は共通で、徐々に回復傾向を強めていくと見ていいだろう』と解説しています。<br/><br/>ただ、『依然としてコロナウイルスの変異株が猛威を振るっており、ワクチン接種の遅れが懸念されている』とし、また、『国営電力会社ESKOM(エスコム)の停電が景気回復の重石になっている。先週末は、発電設備の老朽化によってまで停電が行われたようだ。南半球の南アフリカではこれから冬を迎えるが、停電が頻繁に起こりやすい。大規模停電になることもあり、市場の不信感を招きそうだ』と言及しています。<br/><br/>一方で、『主要輸出品である白金族の価格上昇は南アフリカ経済をサポートしている』と述べています。<br/><br/>『電子部品などに使う貴金属の一種、イリジウムの国際相場が騰勢を強めている。欧州渡しのイリジウム価格は1トロイオンス6140ドルと半年前の4倍に上昇し、初めて6000ドルを上回り、最高値を更新した。主産地の南アフリカで供給不安が続くうえ、脱炭素化のカギとされる水素関連の需要拡大も意識されて高騰に拍車がかかっている』と説明しています。<br/><br/>続けて、『イリジウムはプラチナの副産物で、年間産出量は白金の200トン程度に対してイリジウムは約7トンにとどまる。産出の9割を占める南アでは2020年から供給懸念が強まっている。白金最大手の鉱山トラブルで、イリジウムを含む白金族の供給が大きく減った』とし、また、『南アでは新型コロナウイルスの変異型の感染が急拡大したため、欧州では同国からの航空便が制限され、物流停滞への懸念も高まった』と示唆しています。<br/><br/>また、『需要は拡大観測が出ている。イリジウムは電子部品や自動車用のエンジン点火プラグなどが主用途。最近は再生可能エネルギー由来の電力を利用した水素の生成装置に使う電極触媒用の素材としても注目されている。世界的な脱炭素の流れが強まる中、新規需要の急増が見込まれる』と考察しています。<br/><br/>こうしたことから、陳さんは南アフリカランド円の今週のレンジについて、『7.20円~7.80円』と予想しています。<br/><br/>参考にしてみてくださいね。<br/><br/>上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月13日付「南アフリカランド円今週の予想(4月12日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。<br/><br/>フィスコリサーチレポーター 花田浩菜<br/><br/><br/>

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