■弱含み、金融緩和策の長期化観測を意識<br/><br/>今週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利の据え置きを予想通り決定し、「今年と来年はトレンドを上回る成長を予想」と表明した。しかしながら、雇用や物価達成には引き続き慎重な見方を示し、現行の金融緩和策の長期継続が再確認されたことから、豪ドル売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:83円04銭-84円46銭。<br/><br/>■底堅い展開か、3月雇用統計が手掛かり材料に<br/><br/>来週の豪ドル・円は底堅い展開か。4月15日発表の3月雇用統計が注目される。失業率の低下や雇用者数増加は豪ドル買い材料になる。中国経済の成長鈍化への懸念はあるものの、16日発表の中国の1-3月期国内総生産(GDP)が市場予想と一致した場合、リスク選好的な豪ドル買い・円売りを促す一因になるとみられる。<br/><br/>○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント<br/>・15日:3月雇用統計(2月:失業率5.8%、雇用者数増減+8.87万人)<br/><br/>予想レンジ:82円70銭-84円70銭<br/><br/><br/>

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