<br/><br/>欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り政策金利据え置きやパンデミック緊急購入プログラムの規模を1.85兆ユーロで維持することを決定した。また、「金利は現行、またはそれ以下で維持」とのフォワードガイダンスも維持した。12月に追加緩和パッケージを発表後、今後はパンデミックの状況などを睨み、必要とあれば全政策措置を修正する準備があるとの方針を表明。その後の会見で、ラガルド総裁は第4四半期の経済が縮小したとし、「大規模金融緩和が不可欠」とした。見通しリスクも下方に傾斜しているがリスクは深刻さが軽減したとの見方を示しており一時ユーロ買いが強まった。同時に、ユーロ高がインフレを抑制しているとし、為替を綿密に監視していくとしたため上昇は限定的となった。<br/><br/>ユーロ・ドルは1.2173ドルまで上昇後、1.2140ドルへ反落後は底堅い展開。ユーロ・円は125円97銭まで上昇したのち、125円80銭付近に弱含んだのち再び上昇している。ユーロ・ポンドは0.8869ポンドまで上昇後、0.8845ポンドまで反落した。<br/>【金融政策】<br/>・欧州中央銀行(ECB)<br/>・主要政策金利を0.00%に据え置き<br/>・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を-0.50%に据え置き<br/>・限界貸出金利(上限)を0.25%に据え置き<br/><br/>「パンデミック緊急購入プログラムの規模を1.85兆ユーロで維持」<br/>「インフレが目標に近づくまで金利は現行またはそれ以下で推移」<br/>「QEは利上げの寸前まで継続」<br/>「パンデミック緊急購入の全額使うとは限らない」<br/><br/>・ラガルドECB総裁<br/>「ユーロ圏の第4四半期経済はマイナスに」「大規模金融緩和が不可欠」<br/>「見通しの下方リスクは深刻さが緩和」<br/>「経済は広範に予想に一致」<br/>「ロックダウンは第1四半期の活動の重し」<br/>「必要に応じて全政策措置を修正する準備」<br/>「国内の物価は引き続き抑制されている」「見通しは正当」<br/>「PEPP購入枠全額使う必要なく、必要に応じ購入枠再開」<br/>「ユーロ高がインフレの重しに」<br/>「為替を注意深く監視」<br/><br/>

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