25日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。新型コロナウイルスのワクチン開発でリスク選好ムードは継続の見通し。ただ、米感謝祭を控え株式市場で利益確定売りが予想され、リスクオンのドル売りは縮小しそうだ。<br/><br/>米経済指標は週明けに発表されたPMIは堅調となったが、前日の消費者信頼感指数は予想外に低調となり米長期金利の低下を手がかりにドル売りに振れた。また、この日はNY株式市場でダウが史上初の30000ドル台に到達し、ドルはリスクオンの売りが強まりユーロや円に対して弱含んだ。本日アジア市場でもその流れが受け継がれ、ユーロ・ドルは小じっかりの展開に。一方、ドル・円は日経平均株価が29年ぶりの高値圏を好感した円売りに押し上げられたが、下押し圧力により104円半ばで上げ渋った。<br/><br/>この後の海外市場は米国の7-9月期国内総生産(GDP)改定値や耐久財受注(速報値)など、経済指標が材料視される。このうち新規失業保険申請件数は前回から改善の見通しだが、高止まりとなり制限強化の影響が嫌気される可能性があろう。その後公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(今月開催分)はハト派のトーンが強いとみられ、米長期金利の低下でドル売り圧力が続く見通し。半面、株式市場は大台突破の達成感から感謝祭前の利益確定売りが予想され、リスクオンのドル売りは抑制されよう。<br/><br/>【今日の欧米市場の予定】<br/>・22:30 米・7-9月期GDP改定値(前期比年率予想:+33.1%、速報値:+33.1%)<br/>・22:30 米・10月耐久財受注速報値(前月比予想:+0.9%、9月:+1.9%)<br/>・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:73.0万件、前回:74.2万件)<br/>・22:30 米・10月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.4%、9月:+0.4%)<br/>・24:00 米・10月個人所得(前月比予想:0.0%、9月:+0.9%)<br/>・24:00 米・10月個人消費支出(前月比予想:+0.4%、9月:+1.4%)<br/>・24:00 米・10月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.4%、9月:+1.5%)<br/>・24:00 米・10月新築住宅販売件数(予想:97.5万戸、9月:95.9万戸)<br/>・24:00 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:77.0、速報値:77.0)<br/>・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月4-5日開催分)<br/><br/><br/>

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