皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。<br/><br/>新型コロナウイルスのワクチン開発進展でドルが買われ、ドル・円は11月11日に105円68銭まで進行しました。米製薬大手ファイザーが11月9日、「ドイツのビオンテックと共同開発中の新型コロナウイルスワクチンの最終治験で高い有効性が確認された」と発表し、11月中に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請すると報じられたことが要因とみられます。米長期金利の上昇もドル買い・円売りにつながりましたが、週末には104円台で取引を終えています。<br/><br/>ユーロ・円は欧州諸国におけるウイルス感染の再拡大を警戒したユーロ売りが観測されましたが、新型コロナウイルスワクチンの開発報道を受けてユーロ・円は一時125円13銭まで買われました。ただ、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が広がり、リスク選好的なユーロ買いは一服し、週末は123円台で取引を終えています。<br/><br/>さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。<br/><br/>ドル・円は『上げ渋り』と予想しています。『米国における新型コロナウイルスの感染再拡大を警戒してリスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる可能性は低いと予想される』と伝えています。また、米大統領選については『市場参加者の多くは民主党政権への移行を織り込みつつある』と分析しており、『大統領選の不透明感がある程度払しょくされたことから、リスク回避的な取引は縮小しつつある』とみられています。<br/><br/>ユーロ・円については『もみ合い』と予想しています。新型コロナウイルスの再拡大を受け、『域内の消費者信頼感など経済指標が低調な内容だった場合、ユーロ売りが先行しそうだ』と伝えています。また、『欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が広がっていることもユーロ相場の反発を抑える一因となる』と推察しています。<br/><br/>ポンド・円に関しては『伸び悩み』を予想しています。『英国と欧州連合(EU)の通商協議が月内に決着する可能性は消えていない』ことはポンド買い材料へつながりそうですが、英国でも新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化しており、『10月小売売上高が低調な数字だった場合、景気減速を懸念したポンド売りが増える可能性がある』と伝えています。<br/><br/>豪ドル・円は『底堅い展開』を予想しています。『豪準備銀行(中央銀行)の追加緩和余地をめぐる思惑が残るなか、ロウ総裁の講演などでの発言、11月理事会議事要旨の発表に関心が集まる』と伝えています。『マイナス金利には引き続き否定的か』という点や、10月雇用統計の発表内容に注目が集まりそうです。<br/><br/>参考にしてみてくださいね。<br/><br/>上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。<br/><br/>フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子<br/><br/><br/>

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