皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。<br/><br/>ドル・円は軟調推移し、103円31銭で先週の取引を終えました。11月3日に行われた米大統領選挙では、選挙結果の判明にある程度の時間がかかると見込まれ、リスク回避的なドル売り・円買いが観測されました。米長期金利が低下したこともドル売り材料につながったようです。<br/><br/>ユーロ・円は反発し、122円71銭で先週の取引を終えました。週初は新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌ったユーロ売りが観測され、121円70銭まで下げましたが、欧米株式の反発を意識してユーロ買い・円売りの取引が広がり、5日の欧米市場で123円17銭まで買われました。米長期金利の低下もユーロ買い材料となったようです。<br/><br/>さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。<br/><br/>ドル・円は、『もみ合い』と予想しています。11月3日に行われた大統領選と議会選は当初の予想以上に共和党のトランプ氏が善戦したものの、バイデン候補の勝利がほぼ確実視されています。ただし、『法廷闘争にもつれ込む事態』や『両陣営が票決内容を認めないケース』などで『安全逃避的なドル買いが再び強まる可能性は残されている』と伝えています。<br/><br/>ユーロ・円については『弱含み』と予想しています。『欧州諸国における新型コロナウイルスの感染再拡大が経済活動に与える影響は小さくないことから、ユーロ圏の景気減速懸念が強まる見通し』と伝えています。今週の経済指標発表に関しては、『11月独ZEW期待指数や9月ユーロ圏鉱工業生産が市場予想を下回った場合、リスク回避的なユーロ売りが強まる可能性がある』と推察しています。<br/><br/>ポンド・円に関しては『もみ合い』と予想しています。『英国と欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)の協議は進展が期待されている』と見られる一方で、『交渉が難航するリスクもあり、ポンドは買いづらい』とも伝えています。また、『英中央銀行はハト派寄りの金融政策を堅持する方針であり、リスク選好的なポンド買いは抑制される見込み』と推察しています。<br/><br/>豪ドル・円は『弱含み』と予想しています。11月3日の豪中銀理事会にて、『政策金利や3年物国債利回り目標が引き下げられ、国債購入の拡大』が決定されました。『ロウ総裁は「マイナス金利突入の意欲はない」としつつも、「雇用創出のために中銀としてできる措置を講じたい」と表明しており、追加緩和余地への思惑が豪ドル売り圧力になる』と伝えています。また、『中国による豪産品の輸入制限拡大の動きも引き続き懸念される』と見られています。<br/><br/>参考にしてみてくださいね。<br/><br/>上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。<br/><br/>フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子<br/><br/><br/>

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