8月3日−7日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。<br/><br/>■3日(月)午後11時発表予定<br/>○(米)7月ISM製造業景況指数-予想は53.5<br/>6月実績は52.6で1年2カ月ぶりの高水準。米国各州で経済活動の再開が進んだことが要因。新規受注指数は24.6ポイント上昇で統計開始以来最大の上げ幅を記録した。7月については、生産指数は6月実績を上回る可能性があることから、全体的には6月実績をやや上回る可能性がある。<br/><br/>■5日(水)午後6時発表予定<br/>○(欧)6月ユーロ圏小売売上高-予想は前月比+8.4%<br/>5月実績は、前月比+17.8%。都市封鎖の部分的な解除によって小売売上高は大幅に増加した。6月については、経済活動の拡大によって2カ月連続で増加する見込みだが、増加幅は5月実績を大幅に下回る可能性がある。<br/><br/>■5日(水)午後9時30分発表予定<br/>○(米)6月貿易収支-予想は-515億ドル<br/>5月実績は-546億ドルで赤字幅は拡大。財・サービスの輸出は約10年ぶりの低い水準に落ち込んだことが要因。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要と出荷がいずれも停滞した。6月については、輸出が伸び悩んでおり、貿易赤字幅の大幅な縮小は期待できない。<br/><br/>■7日(金)午後9時30分発表予定<br/>○(米)7月雇用統計-非農業部門雇用数は前月比+163.5万人、失業率は10.5%<br/>経済活動の再開によって米国の雇用情勢は改善しつつあるが、週間の新規失業保険申請件数は140万件程度で推移しており、非農業部門雇用者数の増加幅は6月実績を大幅に下回る見込み。失業率については6月実績を下回る見込みだが、ウイルス感染の再拡大の影響で10%台にとどまる見込み。<br/><br/>○その他の主な経済指標の発表予定<br/>・8月3日(月):(日)1-3月期国内総生産(GDP)確報値<br/>・8月4日(火):(欧)6月ユーロ圏生産者物価指数<br/>・8月5日(水):(中)7月財新サービス業PMI、(米)7月ADP雇用統計、(米)7月ISM非製造業景況指数<br/>・8月6日(木):(英)英中央銀行MPCが政策金利発表<br/>・8月7日(金):(中)7月貿易収支、(独)6月経常収支、(独)鉱工業生産、(加)7月失業率<br/><br/><br/>

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