22日の米国長期債相場はやや強含み。米中対立の激化を警戒して安全逃避的な債券買いが観測された。報道によると、 中国政府は、香港に特別行政区基本法に基づく国家安全法の迅速な制定を義務付ける新たな法案を全国人民代表大会に提出した。トランプ政権は法案提出に以前から反対しており、香港情勢を巡る米中の対立はさらに深まり、事態の進展については予断を許さない状況となりつつある。5月25日が祝日となるため、この日の米国債券市場は時間短縮取引となった。10年債利回りは、一時0.670%近辺まで戻したが、その後は0.655%近辺で推移。<br/><br/>イールドカーブはフラットニング気配。2年−10年は49.10p近辺、2年-20年は95.40bp近辺で引けた。2年債利回りは0.17%(前日比:0bp)、10年債利回りは0.66%(同比:-1bp)、20年債利回りは1.12%(同比:-3bp)、30年債利回りは1.37%(同比:-2bp)で取引を終えた。<br/><br/>

<MK>