日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比+2.34pt(上昇率5.83%)の42.45ptと上昇した。なお、高値は43.84pt、安値は39.65pt。欧米での新型コロナウイルスの感染者の増加ペースが鈍化したとの見方や、政府の緊急事態宣言を受けて当面の悪材料出尽くし感が強まり、225先物は一時19440円まで買い進まれるなどリスク選好ムードが台頭した。ただ、新型コロナウイルスの実体経済への影響が表れるのはこれからという中、一方調子の急ピッチの上昇に対する警戒感もあり、市場の不安心理を表す日経VIは上下に大きく振れ、結局上昇した。<br/><br/>【日経平均VIとは】<br/>日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。<br/>

<YN>