■NY株式:まちまち、コロナウィルスへの警戒が続く<br/><br/>米国株式相場はまちまち。ダウ平均は25.23ドル安の29398.08、ナスダックは19.21ポイント高の9731.18で取引を終了した。堅調な1月小売売上高が好感され、買いが先行したものの、コロナウィルスを巡る中国経済への懸念が根強いことや、連休を控えて利益確定の動きも広がり、小動きとなった。セクター別では、不動産やソフトウェア・サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品やエネルギーが下落した。<br/><br/>口コミサイトのイェルプ(YELP)は、決算内容が予想を下振れ、下落。食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は、格付会社のフィッチ・レーティングスが投資不適格級に格付を引き下げ、軟調推移。一方で、旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)は、決算内容が好感され、大幅上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)は、決算内容が予想を上回り、堅調推移となった。<br/><br/>2月17日(月)はプレジデンツ・デーの祝日で米国株式相場は休場となる。<br/><br/><br/>■NY為替:新型肺炎急拡大で成長見通し悪化、リスクオフ<br/><br/>14日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円88銭から109円70銭まで下落して109円78銭で引けた。新型肺炎の感染急拡大に加えて、米国の1月小売売上高で国内総生産(GDP)の算出に用いられるコアの小売りが予想を下回ったため成長鈍化懸念にドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.0861ドルまで上昇後、1.0830ドルまで下落して1.0830ドルで引けた。ユーロ圏、ドイツの10-12月期GDPの成長鈍化で、追加緩和観測にともなうユーロ売り意欲が強く、上値が抑制された。ユーロ・円は119円23銭まで上昇後、118円88銭まで下落。ポンド・ドルは1.3001ドルまで下落後、1.3053ドルまで上昇した。英国の財政刺激策の拡大期待を受けたポンド買いに底堅い展開。ドル・スイスは0.9802フランから0.9823フランまで上昇した。フラン高是正介入警戒感や利食いのフラン売りが優勢となった。<br/><br/><br/>■NY原油:続伸、IMF専務理事の発言などを意識した買いが入る<br/><br/>14日のNY原油先物3月限は続伸(NYMEX原油3月限終値:52.05 ↑0.63 )。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比+0.63ドルの52.05ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは51.32ドル−52.34ドル。国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は14日、「新型コロナウイルスの感染拡大による経済的影響が明らかになった場合、世界各国の政府および中央銀行が協調して対応することを望む」と述べたことや、ドル高が一服したことが材料視されたようだ。<br/><br/><br/>■主要米国企業の終値<br/><br/>銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)<br/><br/>バンクオブアメリカ(BAC)  34.85ドル   -0.06ドル(-0.17%)<br/>モルガン・スタンレー(MS) 55.84ドル   -0.09ドル(-0.16%)<br/>ゴールドマン・サックス(GS)237.08ドル  -1.27ドル(-0.53%)<br/>インテル(INTC)        67.27ドル   -0.17ドル(-0.25%)<br/>アップル(AAPL)        324.95ドル  +0.08ドル(+0.02%)<br/>アルファベット(GOOG)    1520.74ドル +6.08ドル(+0.40%)<br/>フェイスブック(FB)     214.18ドル  +1.04ドル(+0.49%)<br/>キャタピラー(CAT)      137.99ドル  -1.73ドル(-1.24%)<br/>アルコア(AA)         15.67ドル   -0.08ドル(-0.51%)<br/>ウォルマート(WMT)      117.89ドル  +0.45ドル(+0.38%)<br/>スプリント(S)         8.69ドル   +0.02ドル(+0.23%)<br/><br/><br/><br/><br/><br/><br/>

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