<br/><br/>[ロンドン市場概況]<br/><br/>27日のロンドン外為市場で、ドル・円は109円14銭まで上昇後、108円83銭まで下落した。利益確定とみられるドル買いが先行した後、欧州株全面安、米国先物大幅安を受けてリスク回避的な円買いが再燃した。<br/><br/><br/>ユーロ・ドルは1.1038ドルから1.1015ドルまで下落。独・1月IFO企業景況感指数が予想外に低下し、一時ユーロ売りになった。ユーロ・円は120円40銭まで上昇後、119円92銭まで下落した。<br/><br/><br/>ポンド・ドルは1.3062ドルから1.3105ドルでもみ合い。ドル・スイスフランは0.9719フランまで上昇後、0.9690フランまで下落した。<br/><br/>[経済指標]<br/>・独・1月IFO企業景況感指数:95.9(予想:97.0、12月:96.3)<br/>・英・12月銀行協会住宅ローン承認件数:46815件(予想:44000件、11月:44058件←43715件)<br/><br/>[要人発言]<br/>・バルニエEU首席交渉官<br/>「英国は年末に合意なきEU離脱の崖っぷちに立つリスクがある」<br/><br/>[ニューヨーク市場寄付]<br/><br/>・ドル・円108円96銭、ユーロ・ドル1.1028ドル、ユーロ・円120円11銭、ポンド・ドル1.3068ドル、ドル・スイス0.9698フラン。<br/><br/>[ニューヨーク市場概況]<br/><br/><br/>27日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円85銭まで下落後、109円10銭まで反発も上値重く、108円90銭で引けた。<br/><br/>米国の12月新築住宅販売件数が予想を下回ったことや、新型肺炎の感染拡大により世界経済の見通しが悪化したため米国債利回りの低下に伴うドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。<br/><br/>ユーロ・ドルは、1.1032ドルから1.1010ドルまで下落して1.1020ドルで引けた。ドイツの1月IFO企業景況指数の低調な結果に加え、バルニエEU首席交渉官が離脱する英国との貿易摩擦の可能性を警告するなど一段の成長リスクが警戒されユーロ売りが加速。<br/><br/>ユーロ・円は、120円29銭から119円91銭まで下落。<br/><br/>ポンド・ドルは、1.3076ドルから1.3040ドルまで下落した。<br/><br/>英国中銀による利下げの可能性や、バルニエEU首席交渉官が英国との貿易摩擦の可能性を警告したため成長に悲観的見通しが広がりポンド売りが加速。<br/><br/>ドル・スイスは、0.9682フランまで下落後、0.9707フランまで上昇した。<br/><br/>[シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数]<br/><br/>・18.23←14.56日中最大19.02 2018年最大:50.30、過去最低17年8.56<br/><br/>[原油市場概況]<br/><br/><br/><br/>27日のNY原油先物は続落。新型肺炎の感染拡大で世界経済の見通しが悪化。需要鈍化懸念が一段と強まった。<br/><br/>[株式市場概況]<br/><br/><br/>米国株式相場は下落。ダウ平均は453.93ドル安の28535.80、ナスダックは175.60ポイント安の9139.31で取引を終了した。コロナウィルスによる新型肺炎の感染拡大を受けて世界経済鈍化への懸念が強まり、大きく下落して始まった。欧州株価も全面安となるなど投資家心理が悪化しており、終日下落となった。セクター別では食品・生活必需品小売を除いて全面安となり、特に半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器の下落が目立った。<br/><br/>コロナウィルスによる旅行や観光需要の後退懸念で、アメリカン航空(AAL)やユナイテッド航空(UAL)など航空会社各社が下落。カジノ・ホテル運営のウィン・リゾーツ(WYNN)、旅行予約サイトのブッキング・ホールディングス(BKNG)も軟調推移。一方で、非鉄金属のアーコニック(ARNC)は、決算内容が堅調となり堅調推移。ワクチン開発への期待からノババックス(NVAX)やイノビオファーマシューティカルズ(INO)など、医薬品開発企業の上昇が目立った。<br/><br/>原油相場は供給過多である状況に加えて、コロナウィルスの感染拡大による需要後退を予想する見方が強まり、約3か月ぶりの安値となった。<br/><br/>[通貨オプション]<br/><br/><br/>ドル・円オプション市場で変動率は上昇した。リスク警戒感を受けたオプション買いが加速しほぼ2週間ぶりの高水準となった。<br/><br/>リスクリバーサルでは円コールスプレッドが拡大。ドル・円下値をヘッジする目的の円コール買いが再燃し2週間ぶり最大となった。<br/><br/>■変動率<br/>・1カ月物4.80%⇒5.71%(08年10/24=31.044%)<br/>・3カ月物5.15%⇒5.64%(08年10/24=31.044%)<br/>・6カ月物5.46%⇒5.76%(08年10/24=25.50%)<br/>・1年物6.07%⇒6.24%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)<br/><br/>■リスクリバーサル(25デルタ円コール)<br/>・1カ月物+1.17%⇒+1.40%(08年10/27=+10.90%)<br/>・3カ月物+1.34%⇒+1.50%(08年10/27=+10.90%)<br/>・6カ月物+1.46%⇒+1.61%(08年10/27=+10.71%)<br/>・1年物+1.74%⇒+1.81%(08年10/27=+10.71%)<br/><br/>[経済指標]<br/>・米・12月新築住宅販売件数:69.4万戸(予想:73.0万戸、11月:69.7万戸←71.9万戸)<br/>・米・1月ダラス連銀製造業活動指数:‐0.2(予想:-2.0、12月:-3.2)<br/><br/>[要人発言]<br/><br/>・米疾病対策センター(CDC)<br/>「新型肺炎、4州で5例確認。その後、昨晩からは新たに確認されたケースはなし」<br/><br/>・アイルランドのバラッカー首相<br/>「英国の欧州連合(EU)離脱には程遠い」<br/><br/>・バルニエEU首席交渉官<br/>「英、EUのパートナーシップは大きな課題」<br/>「英、EU間で貿易摩擦なしの可能性は少ない」<br/>「EUの基準に合わせることは英国にとりコストとなるが、シングルマーケットにアクセスできる」<br/>「もし、英国が補助、社会的基準を主張した場合、EUのシングルマーケットへの高い質のあるアクセスを期待することは不可能となる」<br/>「離脱による多くの混乱が過小評価されており、英国は現実に向き合う必要」<br/>「シングルマーケットに譲歩は絶対しない」<br/><br/>・メルシュECB理事<br/>「資産価格は現在、非常に上昇した水準」<br/><br/>・米国務省<br/>「中国全土への旅行を再検討するよう」<br/><br/>[東京市場終値-ニューヨーク市場終値]<br/><br/>・為替市場:       (始値) (高値) (安値) (終値)<br/>・ドル・円         108.99   109.14   108.83   108.90<br/>・ユーロ・ドル      1.1022   1.1038   1.1010   1.1020<br/>・ユーロ・円       120.13   120.40   119.91   120.01<br/>・ドル・スイス      0.9714   0.9719   0.9682   0.9696<br/>・ポンド・ドル      1.3069   1.3105   1.3040   1.3057<br/>・株式市場:<br/>・NYダウ         28542.49 28671.79 28440.47 28535.80<br/>・ナスダック       9092.47  9185.45  9088.04  9139.31<br/>・債券市場:       (始値) (終値)<br/>・米国債 2年物       1.445   1.443<br/>・米国債10年物       1.627   1.609<br/>・米国債30年物       2.082   2.057<br/>・先物市場:<br/>・NY金先物         1589.70   1591.60  1582.70   1583.7<br/>・NY原油先物        52.43    53.57     52.43     53.14<br/><br/><br/>

<KY>


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