■上げ渋り、英国金利の先安観強まる<br/><br/>先週のポンド・円は上げ渋り。欧州連合(EU)離脱後の移行期間内に英国はEUとの間で自由貿易協定を締結可能との見方が浮上し、ポンド・円は一時144円台に上昇した。しかしながら、インフレ鈍化の思惑などで英国金利の先安観が強まり、ポンド・円の上げ幅は縮小した。取引レンジ:142円37銭−144円53銭。<br/><br/>■伸び悩みか、インフレ見通し引き下げの思惑も<br/><br/>今週のポンド・円は伸び悩みか。1月30日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)を控え、12月失業率や1月製造業PMIなど経済指標が材料視されそうだ。個人消費関連など経済指標の悪化が確認されており、次回MPC会合でのインフレ見通し引き下げもあり得ることから、対円レートは伸び悩むとみられる。<br/><br/>○発表予定の英主要経済指標・注目イベント<br/>・21日:12月失業率(11月:3.5%)<br/>・24日:マークイット1月製造業PMI(12月:47.5)<br/><br/>予想レンジ:142円20銭−144円20銭<br/><br/><br/>

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