■強含み、米中通商協議進展や英総選挙での与党大勝が好感される<br/><br/>先週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)は現行の金融緩和策を長期間維持する方針を表明したが、米中が貿易協議の第1段階で合意の方向となり、対中追加関税が見送られる見通しとなったことや、英総選挙で与党保守党が過半数を獲得し、大勝する見通しとなったことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りが優勢となった。取引レンジ:1.1051ドル-1.1199ドル。<br/><br/>■底堅い値動きか、米中通商協議進展を好感したユーロ買い継続も<br/><br/>今週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)は現行の金融緩和策を長期間維持する方針だが、米中通商協議で両国は原則合意したことや、英総選挙での与党大勝を受けブレグジットの混迷脱却を好感してリスク選好的なユーロ買いが勝る展開となりそうだ。<br/><br/>予想レンジ:1.1050ドル−1.1250ドル<br/><br/>■堅調推移、対中関税の発動回避でリスク選好のユーロ買い<br/><br/>先週のユーロ・円は堅調に推移し、一時122円65銭まで上昇した。米国による対中追加関税発動への警戒からユーロ売り・円買いが先行したが、米中が貿易協議の第1段階で合意の方向となり、対中追加関税の発動が見送られたことや、英総選挙で与党保守党が過半数を獲得し、ポンド・円が急伸したことから、ユーロ買い・円売りが急速に広がった。取引レンジ:119円99銭−122円65銭。<br/><br/>■もみ合いか、リスク選好的なユーロ買いは一巡<br/><br/>今週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は金融緩和の方針を維持しており、リスク選好的なユーロ買い・円売りは一巡しつつあるようだ。ただし、米トランプ政権の対中制裁回避を受け、米ドル高・円安が進行する可能性もあるため、目先的にユーロ・円は122円を挟んだ水準で推移する可能性がある。<br/><br/>○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント<br/>・16日:12月総合PMI<br/>・17日:10月貿易収支<br/><br/>予想レンジ:121円00銭−123円50銭<br/><br/><br/>

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