■伸び悩み、米中通商協議を巡る思惑でユーロ売りも<br/><br/>先週のユーロ・ドルは強含み。英国の総選挙で与党保守党が優勢との見通しからポンドが反発したことで、ユーロも連れ高になった。ドイツやユーロ圏の企業景況感が多少改善していることや、米国の政治不安が意識されたこともユーロ買いにつながったようだ。取引レンジ:1.1003ドル-1.1116ドル。<br/><br/>■弱含みか、ECBの金融緩和策は長期化予想も<br/><br/>今週のユーロ・ドルは弱含みか。欧州中央銀行(ECB)は12月12日開催の理事会で金融政策の現状維持を決定する公算だが、ECBは大規模な金融緩和策を長期間維持するとの市場の見方は変わっていない。そのため、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロの上値はやや重くなりそうだ。<br/><br/>予想レンジ:1.0930ドル−1.1130ドル<br/><br/>■弱含み、米中通商協議の長期化懸念も<br/><br/>先週のユーロ・円は弱含みとなり、一時120円01銭まで売られる場面があった。中国関連の経済指標の改善を好感したユーロ買いが観測されたが、米中通商協議は長期化するとの懸念が一部で浮上し、リスク回避的なユーロ売り・円買いが優勢となった。米ドル・円相場がやや円高方向に振れたことも影響したようだ。取引レンジ:120円01銭−121円02銭。<br/><br/>■もみ合いか、ECBの金融政策は現状維持の公算<br/><br/>今週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は今回の理事会で現行の金融政策を維持する公算。ただし、緩和的な金融政策を当面維持する方針は市場に理解されており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。<br/><br/>○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント<br/>・12日:10月鉱工業生産(9月:前月比+0.1%)<br/>・12日:欧州中央銀行理事会<br/><br/>予想レンジ:119円20銭−121円20銭<br/><br/><br/>

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