東京市場はもみ合いか。米国株はまちまち。ダウ平均は横ばいの27492ドルで取引を終えた。米中首脳会談が先送りされるとの報道を受けて売られる場面があったものの、12月上旬に開催されるとの報道も出てきたことから持ち直した。S&P500は小幅に上昇し、ナスダックは下落した。ドル円は足元で108円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と変わらずの23300円、ドル建てが15円高の23315円で取引を終えた。

 米中交渉に関する情報が錯綜しており、動きづらい展開を予想する。合意する方向である点には変わりはなさそうだが、上値追いには慎重となるだろう。一方、為替は比較的落ち着いており、大きく売られるようなら買いも入ると考える。強弱感が入り交じるなか、前日終値近辺で一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは23200円−23400円。