東京市場は軟調か。先週末の米国株は下落。ダウ平均は17ドル安の26089ドルで終えた。経済指標はまちまちであったが、決算が失望を誘ったブロードコムが大幅安となり、半導体株全般に売りが広がる展開。ダウ平均やS&P500は終盤にプラス圏に浮上する場面もあったが、小幅に下げて終えた。ドル円は足元で108円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて50円安の20980円、ドル建てが15円安の21015円で取引を終えた。

 米国株安を受けて上値の重い展開を予想する。特に半導体株を中心にハイテク関連にネガティブな影響が想定される。先に控えたFOMCや日銀金融政策決定会合が下支え要因として期待できるが、これらを前に様子見姿勢も強まりやすい。安く寄った後は方向感に欠ける地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは20900円−21150円。