東京市場は軟調か。米国株は下落。トランプ政権が中国通信機器大手ファーウェイとの取引を禁じる制裁措置を発表したことを受けて、ハイテク株が軒並み売られる展開となった。ドル円は足元で110円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて165円安の21145円、ドル建てが155円安の21155円で取引を終えた。

 米国では半導体株が厳しい下げとなっているほか、アップルなども大きく売られており、東京市場でも半導体や電子部品関連へのネガティブな影響が想定される。CME225先物からはスタートから3桁下落となりそうで、安く寄った後の下値は限定的となるかもしれない。しかし、米中貿易摩擦関連のニュースが連日で報じられる中、きのうは東証1部の売買代金が2兆円を割り込んでおり、売買自体が手控えられやすい局面。終日警戒ムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは21050円−21200円。