東京市場は堅調か。米国株は上昇。4月住宅着工件数など経済指標が良好であったことに加えて、シスコ・システムズやウォルマートが決算を受けて上昇しており、幅広いセクターに買いが入った。ドル円は足元で109円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて205円高の21255円、ドル建てが215円高の21265円で取引を終えた。

 ダウ平均は214ドル高と強い動きとなっており、これを好感した流れになると予想する。きのうの東京市場で警戒材料となったファーウェイなどへの輸入規制が米国株全体の下押し材料とはならなかったこともポジティブ。ドル円もやや円安方向に傾いており、直近で悲観に傾いた分の修正が進むだろう。ただ、今週は先週の急落からの反発が期待されたが、ここまでの戻りは鈍い。高く寄った後は強弱感が入り交じり、次第にこう着感が強まると考える。日経平均の予想レンジは21150円−21350円。