東京市場は堅調か。米国株は上昇。スタートは軟調であったが、トランプ米大統領が欧州車などに対する輸入関税を延期すると伝わったことから買いが入った。ドル円は足元で109円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と変わらずの21160円、ドル建てが10円高の21170円で取引を終えた。

 CME225先物はきのうの日経平均終値(21188円)とほぼ近く、米国株高の割には初動は弱めとなるかもしれない。ただ、このところ貿易摩擦激化を警戒させるニュースが相次いだことから、自動車関税に関する判断先送りの可能性が浮上したことは安心材料となるだろう。日経平均はきのう8日ぶりに上昇したことから、リバウンド狙いの買いも入りやすいタイミング。いったん21000円割れを見たことで調整一巡感も強まりやすく、押し目買いが優勢の展開を予想する。日経平均の予想レンジは21100円−21300円。