東京市場はしっかりか。米国株は上昇。トランプ米大統領のツイートなどを手がかりに米中交渉に対する過度な警戒が和らぐ展開。ダウ平均は207ドル高と3桁の上昇で終えた。ドル円は足元で109円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて105円高の21135円、ドル建てが115円高の21145円で取引を終えた。

 米国株高を受けて買いが先行するだろう。ただ、米国株の上昇度合いの割にはCME225先物の水準はそれほど高くはない。きのうの日経平均が大幅安から持ち直した要因の一つには米株先物の上昇があり、好影響を一定程度先取りしている可能性がある。11時に発表予定の中国経済指標は相場のかく乱材料となり得る。基本的には売り材料が少なく、さすがに反発が期待できそうではあるが、5月に入って地合いが急速に悪化したため、寄った後の反応が鈍い場合には、戻り売りが上値を抑える展開も考えられる。日経平均の予想レンジは20900円−21300円。