東京市場は堅調か。米国では主要3指数がそろって反発。ダウ平均は184ドル高と3桁の上昇を記録した。米政権が発表した対中制裁関税に関して、当初の税率が10%にとどまったことで警戒ムードが和らぎ、買いが優勢となった。ドル円も円安方向に傾いており、足元では112円30銭近辺で推移している。東京市場はこれらを好感して強い動きになると予想する。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて385円高の23665円、ドル建てが430円高の23710円で取引を終えた。

 CME225先物からは大幅高スタートが想定される。23000円の壁を突破した後、間を置かず23500円を上回る展開となりそうで、買い方は勢いづき、売り方は買い戻しを余儀なくされる踏み上げの動きが出てきやすい。きょうは日銀金融政策決定会合の結果が発表される。金融政策に変更はないと思われるが、リスクオンに傾いた地合いの中では、低金利環境の継続を好感する流れになるだろう。引け後の黒田総裁会見や、あすの自民党総裁選投開票に向けて思惑的な買いも入りやすく、上値追いの展開が続くと予想する。日経平均の予想レンジは23600円−24000円。