東京市場は堅調か。欧州株はまちまちだが米国株は上昇。トルコリラが切り返し、連れ安していた新興国通貨も値を戻したことから、米国市場では投資家心理が改善。ダウ平均は小幅高のスタートから上げ幅を広げ、3桁の上昇で終えた。ドル円は円安方向に傾いており、足元では111円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と変わらずの22320円、ドル建てが15円高の22335円で取引を終えた。

 通貨安に歯止めがかかり、米国株も上昇したことから、買い優勢の展開を予想する。CME225先物はきのうの日経平均終値(22356円)を下回っており、スタートは大幅高の反動で反落となるかもしれない。しかし、きのうの後場の動きがかなり強かったことから、押し目があれば買いが入ると考える。まだ急落前の22500円近辺までは戻しておらず、戻り売り圧力はそれほど強くないだろう。しばらく前日終値近辺でもみ合った後は、好業績銘柄の上昇がけん引してじり高基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは22300円−22550円。