東京市場は堅調か。欧米株はそろって下落。トルコ情勢を警戒した売りに押された。ドル円は足元で110円70銭近辺と、きのうの取引時間の水準からはやや円安に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて145円高の22035円、ドル建てが160円高の22050円で取引を終えた。

 米国株は下げ止まってはいないが、10日同様にパニック的な売られ方ではない。トルコリラは足元では下げ渋っており、CME225先物は上昇を示唆している。きょうは買い戻しが優勢となりそうだ。まだ警戒はくすぶるし、場中も為替にらみにはなるだろう。CME225先物に寄せて22000円近辺からスタートした後、いったんは戻り売りに押されるが、プラス圏での値動きが続く中で下値不安が和らぎ、改めて買いの勢いが強まる展開を予想する。日経平均の予想レンジは21900円−22100円。