東京市場はもみ合いか。欧米株はまちまち。米国ではナスダック総合が8日続伸したが、ダウ平均とS&P500は下落した。アップルやアマゾンなどが買われた一方、エネルギー株が連日で弱く、金融株なども売りに押された。ドル円は足元で111円10銭近辺で推移している。、やや円高に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて40円安の22560円、ドル建てが25円安の22575円で取引を終えた。

 欧米株、ドル円ともに方向感には乏しく、全体的には動きづらい展開を予想する。日米貿易協議が終了しており、茂木敏充経済財政・再生相が会見を行う予定。ヘッドラインのニュースなどに先物や為替が神経質に反応する可能性はあるが、翌10日も継続協議の可能性があるとも伝わっており、大きく動いた場合には、それを修正する動きが出てくると考える。決算銘柄を中心に個別物色の活況が期待でき、下値は堅いだろう。一方、通商面での不透明感から上値も追いづらく、上下はあっても最終的には心理的節目の22500円近辺に収れんする展開を予想する。日経平均の予想レンジは22400円−22750円。