東京市場は軟調か。欧州株は上昇も米国株は下落。米国ではトランプ大統領が米朝首脳会談を開催しない可能性に言及したことに加え、中国との交渉にも満足していないと述べており、楽観ムードが修正された。ドル円は足元で110円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて25円安の22935円、ドル建てが20円安の22940円で取引を終えた。

 米国株安を受けて売りが優勢の展開が想定される。ただ、きのうの日経平均は米国株の大幅上昇を受けても下げており、反動安を一定程度織り込んでいると思われる。CME225先物も小幅安(22日の日経平均終値は22960円)を示唆しており、大きく売り込まれるような展開にはならないと考える。買い材料には乏しく上値は重いであろうが、22900円近辺で様子見姿勢が強まると予想する。日経平均の予想レンジは22850円−23000円。