東京市場はもみ合いか。先週末の欧州株は軟調で、米国株はまちまち。米国では通商問題への不透明感から主要3指数の上値は重かったが、小型株指数のラッセル2000は3日連続で史上最高値を更新した。ドル円は足元で110円80銭近辺で推移している。110円台半ばまでドルが売られる場面があったが切り返しており、円安基調は継続している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて90円安の22840円、ドル建てが80円安の22850円で取引を終えた。

 米国株は横ばいで、CME225先物からは安寄りも示唆されるが、外部環境の落ち着いた動きが続いており、下げて始まるようなら押し目買いが下値を支える可能性が高い。一方、上では節目の23000円が控えており、これを上回るのはハードルが高い。ドル円が下を試して戻している点は好材料。指数に関しては22800〜22900円近辺での小動きが想定され、終盤にかけては前日終値近辺を意識した動きになると予想する。日経平均の予想レンジは22800円−22970円。