東京市場は堅調か。欧州株は上昇、米国株は下落と海外市場はまちまち。ただし、米国株は小幅な下げにとどまっている上に、為替市場では円安が進行しており、日本株にはポジティブな影響が期待できる。足元のドル円は110円80銭近辺で推移しており、111円台をうかがう動き。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて60円高の22900円で取引を終えた。

 米5月フィラデルフィア連銀製造業指数や米4月の景気先行指数など、米国の経済指標が良好で、ドル高基調が強まっている。国内は新たな材料には乏しいが、円安による企業収益の改善期待が下支えとなり、堅調な地合いが想定される。決算発表一巡で新たな材料には乏しく、週末でもあり積極的に上値を追う展開にはなりづらいが、今週はここまでしっかりした動きが続いており、この流れが継続すると予想する。日経平均の予想レンジは22800円−22950円。