東京市場は上値の重い展開か。欧州株はまちまちで米国株は軟調。米国では半導体株が売られたほか、P&Gが決算を受けて大幅安となったことなどが重しとなった。ドル円は米長期金利の上昇を受けてドル買いの流れとなり、足元では107円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の22140円、ドル建てが40円安の22160円で取引を終えた。

 米国株安を受けて軟調スタートが想定される。ドル円は落ち着いており、この点はサポートになるが、米国で半導体株が弱かったことは警戒材料となる。日経平均はきのうまで5日続伸で上げ疲れ感も出やすい局面。週末でもあり、積極的な買いは期待しづらい。ただ、全体としては戻り基調が続いており、押し目があれば買いが入るだろう。売り一巡後は下げ渋る展開を予想する。日経平均の予想レンジは22000円−22250円。