東京市場は軟調か。欧米株はそろって下落。米国では個人データの不正使用が報じられたフェイスブックが大幅安。ウーバーの自動運転システムの実験で死亡事故が伝えられ、アルファベットなども大きく売られており、ダウ平均は300ドルを超える下げとなっている。ドル円は足元で106円00銭近辺での推移。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて150円安の21120円、ドル建てが95円安の21175円で取引を終えた。

 米国株の大幅安を受けて、売りが優勢の展開が想定される。東京市場はFOMCを控えた祝日前で、ただでさえ買いが手控えられやすいタイミング。FOMC後の波乱を警戒しての見切り売りも出やすく、下値模索が続くと予想する。節目の21000円は下値として意識されるとは考えるが、押し目買いは期待しづらく、戻りが鈍ければ、終盤にかけて21000円を割り込むような場面もあると考える。日経平均の予想レンジは20950円−21300円。