NY為替市場ではドル買いが優勢。リスクオフの円買いが一服し、良好な米経済指標も支えにドルが買われた。2月の住宅着工件数・建設許可件数は市場予想を下回ったが、同鉱工業生産は前月比+1.1%と市場予想を大きく上回り、3月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値は102と、2004年1月以来の高い水準となった。米10年債利回りは2.85%台に上昇し、ダウ平均は続伸した。
ユーロドルは1.2260ドルまで下落した。ポンドドルは1.3890ドルまで下押し後は1.39ドル半ばで推移した。来週に英国の欧州連合(EU)離脱をめぐるEU首脳会談を控え、ポンドは一方向に大きく動きにくい。ユーロ円は130.08円を安値に下げ渋り、ポンド円は147.25円を安値に147円後半で推移した。ドル買いが優勢となる中、ドル円は105.60円を安値に106円台を回復するも、戻りは106.20円近辺にとどまった。
資源国通貨は売りが継続し、豪ドル/ドルは0.7710ドル、NZドル/ドルは0.7208ドルまで一段安。NY原油先物は大幅続伸したが、ドル/加ドルは1.3099加ドルまで加ドル安に振れた。また、豪ドル円は81.73円まで下値を拡大し、NZドル円は76円半ば、加ドル円は81円前後で戻りの鈍い動きが続いた。
6時現在、ドル円は106.01円、ユーロドルは1.2290ドル、ユーロ円は130.28円で推移。

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