東京市場は堅調か。欧米株はそろって上昇。ダウ平均は336ドル高と大幅高。貿易摩擦への過度な懸念が後退し、買い安心感が広がった。ドル円は直近の急速な円高に対する巻き戻しの動きが強まり、足元では106円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて420円高の21410円、ドル建てが425円高の21415円で取引を終えた。

 米国株の大幅高と円高一服を好感して買い優勢の展開が想定される。CME225先物は大幅高を示唆している。日経平均はきのう2月14日につけた安値を下回ったが、このタイミングで強い切り返しが見られれば、二番底形成の期待も高まる。荒い動きが続いているため、CMEに寄せて高寄りしても、節目の21500円は抵抗になると考えるが、このところのセンチメントが非常に弱かった反動から、きょうは大きく売り込まれた銘柄に押し目買いが入り、終日しっかりの推移を予想する。日経平均の予想レンジは21280円−21480円。