東京市場は大幅安か。米国ではダウ平均が420ドル安と大幅下落。トランプ大統領が鉄鋼とアルミに追加輸入関税を導入すると発表したことが嫌気された。ドル円はリスク・オフの円高が進み、足元では106円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて520円安の21120円で取引を終えた。

 米国株の動向に一喜一憂の展開が続く中、新たなネガティブ材料を伴っての米株急落で、全面安の展開が想定される。下げが続いた後の週末でもあり、場中に押し目買いが入ったとしても、戻り売りに押されると予想する。指数は為替やアジア株の動向をにらみながら、荒い動きも予想される。2月14日につけた安値20950円にはまだ距離があるものの、このところのセンチメントの弱さから、一気にこの水準を試す可能性もあるとみる。日経平均の予想レンジは20950円−21300円。