東京市場は軟調か。欧米株はそろって下落。米国では序盤は買いが優勢であったものの、売りに押され、ダウ平均は380ドル安と連日の3桁下落となった。ドル円は107円を割り込んでおり、足元では106円60銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて190円安の21910円、ドル建てが180円安の21920円で取引を終えた。

 米国株は終盤にかけて下げ幅を広げており、不安定な動きを警戒して軟調な展開が想定される。為替が再び円高方向に振れている点も、日本株にはネガティブ。CME225先物水準からは、日経平均は22000円割れかつ、5日線を割り込んでのスタートとなりそうで、チャート形状も悪化する。きのう300円以上下げており、安く寄った後の下値は限定的と考えるが、買い材料には乏しく、戻りも鈍いと予想する。日経平均の予想レンジは21850円−22000円。