東京市場は堅調か。米国株の強い動きが続いており、ダウ平均は399ドル高と、連日で300ドルを超える大幅上昇。米10年債利回りが低下傾向にあることや、世界株の戻りを受けて、パウエルFRB議長の議会証言を前にリスク選好ムードが強まっている。ドル円は足元で106円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて195円高の22415円、ドル建てが205円高の22425円で取引を終えた。

 米国株の大幅高を受けてCME225先物も大幅上昇を示唆しており、全面高スタートが想定される。ドル円がそれほど円安に振れていないことや、イベント前であることなどから、高く寄った後はきのう同様に、積極的に上値を追う流れにはなりづらいと考える。とはいえ、外部環境の好転を追い風に、日経平均は着実に下値を切り上げており、底打ち期待の高まりから、良好な地合いが継続すると予想する。日経平均の予想レンジは22300円−22550円。