米・加休場の北米タイムの為替市場では、取引参加者が乏しいなか、前週に進んだドル安の反動によるドル買い戻し方向の調整フローが先行した。ドル円は106.73円までじり高。一方でユーロドルは1.2369ドル、ポンドドルは1.3959ドルまで小幅安となった。資源国通貨も、豪ドル/ドルは0.7898ドル、NZドル/ドルは0.7354ドルまで下落。ドル/加ドルは1.2592加ドルまでドル高・加ドル安となった。
本日の東京為替市場は、レンジの中でもみ合いか。昨日は東京仲値後に下値をトライしたものの、市場参加者が少なかったこともあり、105円台まで下げることができなかった。本日はゴトー日(5・10日)ということもあり、東京仲値までは買い意欲もありそうだ。しかし依然としてドル売りのトレンドは継続されているため、上値にも限界がある。昨日休場だったNY勢が戻ってくるが、依然としてIMMのポジションは円のネットショートポジションが大きくなっている。これらの投機的な円売りが減らない限り上値は限定的になりそうだ。
オーダーは、上値は106円後半から108円まで満遍なく売りのオーダーが入っている。また107.00円、107.50円前後は今週後半のNYカット・オプションもあり、上値を抑えることになりそうだ。一方下値も105円台の買いは徐々に増えている。105.00円は特にアマウントが大きい。
経済指標は、本日は本邦や米国からは主だったものが無い。明日は1月30日-31日に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されるため注目が集まる。
ユーロドルも昨日同様にもみ合いか。本日は欧州連合(EU)の財務省会合が開かれるため、欧州からの発言には注意が必要になりそうだ。また今週は22日に、1月24-25日開催分の欧州中央銀行(ECB)理事会の議事要旨公表される。オーダーも22日にあわせ、NYカットを中心としたオプションのオーダーが多い。1.23ドル台は徐々に買いオーダーが並んできている。

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