東京市場はもみ合いか。欧州株は上昇したが米国株は下落。ダウ平均は取引終盤までプラス圏で推移していたが失速し、主要3指数はそろって下げて終えた。ドル円は足元では109円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて220円高の21830円、ドル建てが245円高の21855円で取引を終えた。

 米国株は下げたとはいえ、下げ幅は小幅で、世界的に株式市場は落ち着きを取り戻しつつある。CME225先物は高寄りを示唆しており、強めのスタートも想定される。ただ、日経平均はきのう、一時700円超上昇したところから失速しており、あすのSQや三連休を前に、上ではリスク回避の売りに押されると予想する。一方で、米国株に下げ止まりの動きが見られることは好材料で、株価下落で短期的な過熱感が払しょくされたぶん、好決算銘柄には素直に買いが入るであろうから、下値では買いが入ると考える。指数は為替や米国の先物動向をにらみながら、方向感に欠ける動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは21600円−21880円。