東京市場は大幅高か。米国株は大幅反発。序盤はアジアや欧州の下げを受けて軟調に推移したが、切り返してプラス転換。しばらくもみ合った後、終盤にかけては上昇拡大となり、ダウ平均は500ドル超の上昇を記録した。ドル円は足元では109円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて735円高の22245円、ドル建てが760円高の22270円で取引を終えた。

 きのうとは一転して、全面高スタートが想定される。米国株が終盤にかけて上昇したことで、いったんは売り圧力が和らぐとの期待も高まりやすい。日経平均はきのう1日で1071円の下落、直近3日では1800円超下落しており、それなりの戻りは期待できる。直近の株安局面ではそれほどリスク・オフの円高が進まなかった上に、米国株の反発局面ではしっかり円安に振れていることも日本株には好材料。きのうの引け後にはトヨタが上方修正を発表していることも押し目買い意欲を高めやすい。一段と円安が進むようであれば、きのうの下げの大半を戻すくらいの上昇もあると考える。日経平均の予想レンジは22180円−22500円。