東京市場は軟調か。欧州株は下落、ユーロ高を受けて独DAXが大きめの下げとなった。米国株はまちまち。ダウ平均が下落スタートから一時3桁上昇となりながらも失速するなど、かなり不安定な動きとなっている。ドル円は足元では109円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて155円安の23285円、ドル建てが135円安の23305円で取引を終えた。

 米国株が荒い動きとなった点はネガティブ。今晩の米雇用統計の結果次第では、長期金利に動意が出てくる可能性があり、指標発表を前にやや警戒感が強まる展開を予想する。引け後の決算発表を受けて、時間外ではアマゾン・ドット・コムやアップルが上昇し、アルファベットは下落している。CME225先物水準からは弱めのスタートが想定される。ただ、日経平均はきのう大きめの反発が見られたこと、きょうはソニーや三菱UFJなど注目度の高い企業の決算発表が多く控えていることなどから、売り一巡後は買いが入って下げ渋ると考える。日経平均の予想レンジは23250円−23420円。