東京市場は堅調か。前日に大幅安となった米国株が反発しており、これを好感して買い優勢の展開を予想する。ダウ平均はFOMCを受けて一時マイナス圏に沈む場面があったが、切り返して終えた。ドル円はドル買いの動きが強まり、足元では109円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて170円高の23260円、ドル建てが195円高の23285円で取引を終えた。

 米国株が前日の大幅安を引きずることなく上昇し、為替も円安と、日本株にとっては追い風の流れ。日経平均はきのうまで6日続落と下げ続きでもあり、買い先行から戻りを試す展開が想定される。決算発表も多く、個別の材料は満載。好材料のある銘柄には素直に買いが入る展開が期待でき、総じて良好な地合いが続く可能性が高い。ただし、このところは後場に崩れる動きが多く見られる。終日堅調がメーンシナリオだが、後場にかけてはやや伸び悩む、もしくは戻り売りに押される展開も想定しておきたい。日経平均の予想レンジは23100円−23350円。